消費期限と賞味期限の違いとは

現代の食品の包装には様々な項目が印刷されています。その中で「消費期限」「賞味期限」といった項目は一見よく似ているので、、何を意味しているのか初めは理解できないですよね。実はこれらの項目の定義は、厚生労働省と農林水産省とで行われています。しかもそれぞれが独自の定義を試みているため、「正しい理解」が難しくなっています。しかし要諦は共通しているので、ここで簡単に整理することにします。「消費期限」とは、未開封の食品や飲料が適切に保管された場合、腐らせることなく食べることが出来る限界日時を指します。また腐らないことに加え、品質の劣化も生じないであろう期間とも解釈することが出来ます。基本的には5日以内に食することが求められる食品に貼り付けられるもので、お弁当や総菜のラベルに記載されるのが典型例でしょう。一方、賞味期限とは、未開封の食品を適切に保管した場合、品質の劣化を恐れなくて良い期間の最終日時を指します。品質とは、美味しさ、色、食感、匂い等を全て含めた概念で、メーカーの主観によるところも大きいのが特徴です。消費期限とは異なり、製造後すぐには腐らない食品を対象とした食品表示で、数か月、数年単位で記載されることもあります。あくまでも作り手の物差しによりますから、その日時を過ぎたからと言って、すぐに捨てなければならないわけではありません。
ところで、よく似た概念として、「品質保持期限」が知られています。これは厚生労働省の法令に基づいて表示されるもので、乳製品を対象としたものです。乳製品は扱いの難しい食品であることから、特別に規定されているのです。その期限までは腐らないであろうとされるものです。

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