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  • 出版社の自転車操業

    出版社の自転車操業 その➁

    消費者としても、マニアックな本を街中の書店で手に入れることができるため、メリットを享受できます。他方、出版社は返品相当額を取次店に返金しなければなりませんが、結果的に自転車操業を生み出してしまいます。何故なら新刊に関しては取次は刷った冊数全てを買い取ってくれるため、返金額相当分を新刊の「無理刷り」によって賄おうとするからです。売れる見込みもないのに発行部数を上げるわけですから、当然その新刊もまた書店からたくさん返品されます。そして再度の返金を都合するため、新刊の発行を繰り返すようになるのです。 出版社がこれまで生き長らえてきたからくりが分かると、その延命法でいつまで耐えられるのかという素朴な疑問が生じます。出版業界全体の売り上げが減少しているのにもかかわらず、新刊点数が上昇しているのはどう考えても健全とは言えません。「借金」の帳消しが期待されるのは、ヒット作が生まれることに限られます。が、現況に鑑みて、そのような幸運を期待するのはギャンブルに過ぎます。中小の多くの出版社がこの自転車操業の限界を越してしまい、倒産しているのが現実なのです。返品すれば痛手を被らない書店がこれまで以上に販売努力できるかどうかも鍵ですが、そもそも「取次」システムが弊害ではないのかという疑問が方々で沸き起こっています。 2017年に話題に上ったのが、オンライン書店大手の外資系企業による「取次外し」でした。この企業は出版社と直接やり取りする販売方法を選択し、功を奏している側面もあるため、非常に注目されています。今のところ追随する書店は少ないのですが、今後の勢力図次第で取次会社も存亡の危機に直面することになりそうです。

  • ペン

    ペンは、使い勝手で選ぶか感覚で選ぶか?

    とても内気な性格だった小さい頃の私は、友達も少なくみんなに話しかけるきっかけをみつけることができませんでした。 そんなとき、ぽつんと独りだった私に話しかけてくる子がいました。びっくりしました。 その子は、たまたま私の持っていた名入りボールペンを見つけたからでした。カッコいいボールペンだね、というところから会話が弾んだ覚えがあります。 それ以降、文房具は人とつながるきっかけになるという考えに至りました。 とはいえ、それは文房具の使い勝手や実用性よりも、カッコいいとか面白いとかいった感覚、感性によるところが大きいと思います。なぜかというと、感覚的なものはどんなひとにでも伝わるし、すぐに魅入らせることができるので、長い言葉で伝える必要がないからです。 使い勝手や実用性は大切ですが、人とのコミュニケーションが苦手な私のような人間にとって感覚はもっと大事なのです。だから、私はどちらかというと文房具の感覚的なところの魅力を伝えることにしています。それが、ひととつながるきっかけになるからです。 ここでは、私が見つけてきた沢山の面白いカッコいい文房具、特にペンを中心に紹介しています。 そして、すこし面白い観点から紹介しています。通常は、文房具は使い勝手とか事務作業し易いとかといったところから紹介されるものですね。でもこのサイトでは、人とつながるきっかけになるとか、プレゼントにすると喜んでもらえそうだとか、そんな切り口で紹介しています。 だから、「モテそうなペン」「見栄張りペン」「プレゼント向きペン」「自分の満足用ペン」「摩訶不思議な感じのペン」等々に分類してみました。 すこし面白い観点からですが、参考になれば嬉しいです。楽しくて面白くてカッコいいペンがあります。

  • 出版社

    出版社と その①

    自費出版する上で、出版業界の慣習や業態の実際について理解しておくことは重要です。中でも最近注目されているのは、出版業界全体が不況に喘いでいる中、また海外のネット書店が幅を利かせる中、「取次」との関係性がどう変わるのかということです。出版業界は90年代にピークを迎えて以降、急速に縮小してきました。パソコン解説書の大手や思想系の寵児と目されていた出版社等も、次々と破産するに至っています。出版社はこの数十年、胡坐をかいていたわけではありません。経営努力は他業種と比較しても、言われるほど劣っていたわけではないのです。それにもかかわらず一向に振るわないのは何故でしょうか。 原因は色々考えられます。インターネットが普及したこと、娯楽が多様化したことも大きいと思われます。しかしそれ以上の阻害要因が、実は「取次」を介した「流通」にあるのだと指摘する人もいます。「取次」は出版社と書店との間に介在し、日本では2社のみでシェアの70%を占めています。確かに小さな出版社が自力で全国の書店に本を届けるのは不可能なので、取次が介在するのは至極当然とも言えます。消費者にとっても田舎に住みながら大抵の新刊を地元の書店で手に入れることができるため、大変便利なシステムです。また出版社が取次に支払う手数料も8%前後に止まっており、書籍代金に占める書店の上乗せ額や著者印税の方が割高です。では「取次」システムの何が問題なのでしょうか。 あまり知られていませんが、書店における本の値引きは認められていません。その代り、売れ残った書籍を出版社に返品することができます。この「売れ残り0保証」の制度によって、書店としては売れ残りのリスクを考える必要が無く、「品揃え」に専念できます。    

  • 文章

    行き詰まったら

    原稿はコンディションが良好なときに進めるのが理想ですが、多くの人は仕事の合間などの限られた時間の中で少しずつ書きためてゆくスタイルになるでしょう。アイディアが湧いてすらすらと書き進められる日もあれば、集中できなかったり適切な文章が浮かばず作業が進まない日もあると思います。朝型、夜型と人によって調子のよい時間帯も違います。 折角時間を作って原稿に向かっているのに、どうやっても書けない。そんな時の対処法をいくつかご紹介します。 まず1つは、一旦作業を中断することです。散歩や軽い運動など、少し身体を動かして気分転換をしてみて下さい。休息を入れることで、意外とすんなり新しい文章が思い浮かぶことがあります。 これまで書いてきた文章を最初から読み直してみることもおすすめします。冒頭から読むことで文章の流れを掴むことができ、行き詰まっていた箇所に適した文章を客観的に考えることが出来ます。 少し勇気のいる方法ですが、原稿からしばらく離れて忘れるのも一法です。書くのを休んでいても、無意識のうちにアイディアに対するアンテナは立っています。仕事帰りに立ち寄った店での出来事、家族や友人との会話、ぼんやり眺めた景色等、ふとしたことがヒントになることがあるでしょう。面白いアイディアの種は日常の何気ない出来事の中に沢山潜んでいます。いいアイディアは必ず浮かぶと信じて、焦らず執筆活動を続けましょう。そして閃いた時は必ずメモをしておきましょう。 また、最初の案のままだと書き進められないと感じるようであれば、最初の案に拘らず、構成や章立てを修正していきましょう。構想の段階では気がつかなかった点がいくつか浮上してくることはよくあります。軌道修正をすることでよりよい作品に繋がります。

  • 押し付けないことが一番のアピール

    押し付けないことが一番のアピール

    「売り込み」という言葉の強さから、自身の想いや苦労といったものを延々と書く人も少なくないようです。しかし、はっきり言ってそのようなエピソードは、自費出版を考えている全ての人が持っているものではないでしょうか。それなのに、アピールしたいというエゴから、自分がその原稿を書くために苦労した事や年数など、別に必要ではない情報をくどくど綴ると言った送り状をよく目にします。しかしながら、先にも述べた通り、自費出版を目指す人たちに苦労は必ずあるということは編集者は百も承知であり、本当に重要なのは、そう言ったサブストーリー的な部分を押し付けず、純粋に原稿を審査してもらいたいというお願いの気持ちなのではないでしょうか。プロの作家さんのあとがきなどに苦労話など書かれても何も面白くはないのではないでしょうか。むしろ、内容と関係なくそんなことを書かれていては、なんだか情けないような気持ちになるのではないでしょうか。そもそもそんな部分をアピールするくらいなら書かなければいいと思われるのがオチでしょう。誰でも苦労していることは当たり前なのです。変にインパクトをつけようとして「◯十年かけて書きました」というようなアピールは逆効果ではないでしょうか。シンプルに要点をまとめ、シンプルに目を通すことのできる環境を整えられることが、一番のアピールに繋がると言えるのではないでしょうか。企画の内容は企画書で、自身の主張は原稿で十分になされているということが重要でしょう。その上で、それを手にとってくれた感謝と、読んでくださいというお願いの気持ちだけをシンプルに表現されている方が気持ち良いものになるでしょう。自分の気持ちを押し付けない売り込み方が望ましいのではないでしょうか。

  • プレゼント

    ワンランク上のお馴染み文具

    普段お馴染みの文房具をちょっとしたプレゼントとして選ぶならば、ひと工夫付け加えられた、ワンランク上のものが、贈り物として喜ばれることでしょう。たとえば、ペーパークリップは、使用頻度の高い文房具ですが、定番の楕円形ではなく、リング型や動物の形などさまざまな形のものがあるようです。普段は味気ないクリップをイチゴの形のクリップに変えると、仕事中でもほっこりしてしまいそうですが、そんな様子を想像しながらプレゼントを選ぶと楽しくなりそうです。 付箋も日常的に使用するアイテムで、形の可愛いものがたくさんあります。色のグラデーションをつけただけでも、さりげない可愛さがありますが、もっと主張の強いものを選ぶなら、人の形をして足と手の部分に粘着性があり、いろいろなポーズを楽しめる付箋がよいかもしれません。 おしゃれなペンケースもプレゼントとして効果的です。通常、ペンケースはファスナーか巻きペンケースですが、がま口の口金で開閉するタイプで、本革の細身のペンケースがあります。片手で閉じたり開いたりできるので使い勝手もよく、お手入れをしていれば艶が出て高級感が増し、一見輸入物にも見えるところも贈り物として喜ばれそうです。 少し意外性を狙ったところでは、色鉛筆のケースに入ったソーイングセットというのもありかもしれません。缶にはお馴染みの色鉛筆の模様がプリントされているため、中身も短い色鉛筆が入っているように思えますが、開けてみるとカラフルな糸やメジャー、小さなハサミなど、缶の蓋と同じ色鉛筆の模様がちりばめられた一式が入っていて、意外性と可愛さでテンションを上げるには効果的かもしれません。 ハサミをプレゼントとして選ぶ人は少ないかもしれませんが、全面ブラックコーティングされたテープなどの粘着物が刃にくっつきにくいタイプは機能性の面でも優れ、プレゼントされると嬉しいかもしれません。ただし、これにはデザイン性は求められないため、贈る相手を選ぶ必要はありそうです。

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