個人で行う宣伝
自費出版はアマチュアが行うことが多いので、一般的にはネームバリューがない状態で売り出さなくてはなりません。余程インパクトがあれば別ですが、上手く宣伝をしていないとそもそも手に取ってもらうことも難しいですし、書店で自費出版の本を宣伝してくれるとは考えにくいと言えるでしょう。自費出版を行っている出版社側でも、宣伝まで行ってくれるという場所は非常に少ないと言われています。そうなった時、最終的な宣伝は自分の力で行わなくてはいけなくなります。
個人で行う手軽な宣伝方法は、SNSを利用するという手段です。SNS上で繋がりが多い人であれば、そこから広めてもらえるという可能性も高いと言えるでしょう。また、あらすじや面白いポイントなどを読みやすくブログなどでまとめることで、興味を持ってもらえるパターンもあるでしょう。書店に行けば、まず表紙や背表紙のみの情報しか入りませんし、そこから中身を見てもらえることはさらに少ないです。場合によってはタイトルすら目に留めてもらえないこともあります。足りない情報を自分で補うと考えて作成するのが良いと言われているそうです。次に、インターネットではなく実際にチラシなどを作成する方法です。例えば絵本を自費出版したのでしたら、絵本の専門店に置いてもらえるよう頼んでみることや、自分がグルメ関係の自伝などを自費出版した場合のチラシは、関連性のある飲食店に置いてもらえる可能性があります。ただし繋がりがない限りは断られてしまう可能性も高いので、事前に連絡を入れて確かめることや、自費出版だからという理由を説明しても良いかもしれません。チラシを作るためには当然費用が掛かりますので、よく確認しましょう。