店舗経営
現在では、様々なジャンルのカフェが巷を賑わせているでしょう。ネコカフェ、温泉カフェ、ブックカフェなど、経営者によってその趣旨趣向は多岐にわたっているといえるでしょう。ここで、古本カフェや、文具カフェなども念頭に置いて経営というものをイメージしてみてはいかがでしょうか。自身のライフスタイルにぴったりのお店を持つことができれば、生涯の仕事を見つけたともいえるでしょう。店舗デザインは、幾つかの設計事務所に並行して依頼し、各事務所から納品されたデザインを比較検討した上で一つに絞りましょう。設計費用はこの時点ではスケッチ代とパース代のみですから、失敗したくない経営者にお勧めの手法です。デザインが決まればそれを図面に落とし込みます。この作業も設計会社が担いますが、デザイナーの意匠能力とは別に、予算との調整力が問われる仕事です。特に素材の選定には注意を払います。完成すればそれを施工会社に送付します。この施工会社は設計事務所と繋がっており、オーナーが選定する必要はありません。オーナーが指定できる場合もありますが、素人のオーナーがしゃしゃり出るよりは、事務所に任せるのが無難でしょう。設計事務所に支払うのはデザイン費に加え、設計管理費も含みます。設計管理費とは、施工会社の工事が図面通りに進行しているかをチェック、管理するのに掛かるものです。デザイン費は必ずしも広さに比例するわけではなく、工事費に対する比率で算出することもあります。一方、工事費は施工会社に支払うものですが、主に設備工事費と造作工事費とから成ります。「設備」とは電気、排水、ガス等を意味しますから分かり易いのですが、「造作」とは何でしょうか。「造作」は什器(家具類)や看板を指しており、それらを一括して支払う仕組みとなっています。