プレゼント向きペン
誰に贈っても良い文房具、ペンはプレゼントにベストではないでしょうか。
贈る相手を思い描きながらペンを選ぶ時間もまた、良い気分です。
美しい字が書けそうな気がする筆ペン。字の“はらい”等の運筆が容易だからなのでしょう。
書くときの力の入れ加減によって字の太さが変わってくるので、使いこなすまでは時間が掛かるかもしれませんが、慣れると何度も使いたくなる筆記用具、それが筆ペンです。
ところが、今まではあまり装飾に凝ったものは多くは無かった気がします。少なくとも、プレゼント向きになるような筆ペンは少なかったと思いますし、仮にあったとしても随分と高価でした。
でも、このところプレゼント向きの筆ペンを見かけました。軸には和紙が巻いてあり古の日本を代表するような模様が描かれています。醸し出す雰囲気もしっとりと大人の雰囲気です。
日本古来の筆。この伝統が手に入るなら、自分で使ってしまいたくなりますね。
そして次は、螺鈿加工の万年筆。螺鈿(らでん)加工という装飾技術をご存知でしょうか。貝殻の内面にある真珠層という煌びやかな部分をちりばめる装飾の仕方のことを言うそうです。遠い昔およそ奈良時代の頃、中国から伝わってきたという事ですから、こちらも長い伝統がありますね。
その螺鈿を装飾として使用した万年筆があります。それだけでも十分にスペシャルな感じがします。
そして、この螺鈿加工の万年筆は実用性もあるのです。通常、万年筆はインクが乾いてしまう事の無いように、キャップを使用することが多いのですが、それを使用せずノック式万年筆になっています。
万年筆をあまり使ったことのない方にとっては、慣れないキャップ式の万年筆よりも使いやすいそうです。ノック式万年筆、しかも螺鈿加工のもの。これは、贅沢なプレゼンではないでしょうか