彫刻による名入れ
彫刻による名入れは、大きく手彫りと機械によるものに二分されます。
手彫りはプロの職人に依頼することが多いので、出来栄えは一際素敵なものとなるでしょう。
機械はレーザーを用いるものが一般的です。刃の大きさに出来栄えの細かさが依存する彫刻と異なり、かなり細かい線を表現することができます。
例えば社名を入れた名入れボールペンを200人の社員に支給する、といった場合は、レーザー加工による名入れの方が効率が良いですよね。
職人に200本の彫刻を施してもらうには、莫大な時間とコストが必要となります。加えて、彫刻のタッチやニュアンスが同じ職人でも時により異なってくるので、それは「味わい」なのですが、企業の一体感を表すには、あえて機械的な同一のデザインのものの方が良いということもあります。
誰にどのような目的であげるものなのか、ということを念頭に置いて、それにふさわしい名入れの方法を選んでください。
ペンの販売をせず、持ち込みのペンに対して名入れを施してくれる業者は、彫刻の専門業者であったり、レーザー彫刻が得意な業者であったりと、技能において優れていることが多いです。
こうした業者は、フォントを定めたりせずに、極端な場合には持ち込みの絵を入れてくれるところもあります。
おじいさんに、孫の書いた絵が印刷された万年筆をプレゼントする、なんていうことも対応してもらえる業者もあるでしょう。
こんなに嬉しい贈り物はありませんよね。名入れの様々な手法や特徴を理解して、思い通りのものを作れるようにできるのが理想です。