予算や製作個数
ノベルティを製作する目的や、製作後の展開の方向性が大体固まってきたら、ノベルティ製作にかけられる予算を固めていきましょう。
ある程度の規模の企業であれば特に、予算が決まらないと何も進まないということはよくあることです。
逆に予算さえ固まれば、他の諸々の決定もスムーズに進んでいく可能性があります。
予算を確定する前に決めておきたいのは、どこからどこまでを外注し、どこからどこまでを社内で作業するのかということです。
例えばデザインは社内で行い実際のアイテム製作のみを社外の業者へ依頼する場合と、デザイン含めほぼ全てを外注するのでは、製作にかかる外注コストが大きく変わってくることから、どの方法を採用するかが予算に影響するのです。
仮のざっくりとした金額でもよいのでいったん見積もりをとったり、“これぐらいの予算”があれば“このような規模の展開”が可能となるということを計算していくつかパターンを出したりなど、予算を決めるための下準備を進めていきましょう。
なおノベルティは無料配布を行うという特性である以上、高額アイテムをノベルティとして配ってしまうと法律でいう“贈与”にあたり、あとでトラブルの原因となりかねないことも。
他者などで作られている一般的なノベルティの例などをふまえつつ、1個あたりの価格帯を検討しましょう。
そしてノベルティを製作するおおよその個数も、早い段階で決めていきたいところです。
多く作れば1個あたりの単価が安くなる可能性が高くなります。
ですが多く作りすぎても余った分が無駄になってしまうため、かえって無駄な出費を増やす結果になるかもしれません。
反対に製作個数が少なすぎた場合、せっかくの宣伝のチャンスを無駄にしてしまうかもしれません。
製作後にどのような活用を行うかをイメージしつつ、適切な製作個数はいくつなのかを考えていきましょう。