新規性と自費出版

ビジネス書などではありがちですが、これまで決まっていた考え方などを正面から否定するような形で説や論を展開するという形式が、一般的に取られているようです。このような場合、しっかりとした根拠や実体験に基づいて話を進めてさえいれば採用されることも多く、期待の高まる一面もあると言えるかもしれません。
例えば、長年会社員をやっていたが、副業がうまくいったために会社を辞めて副業に専念することにしたというケースなどは、あまり例がなく意外性をもって読者に受け止められる可能性を秘めていると言えるかもしれません。
実際のところ、このようなケースに基づいて、本を出版されている人もいるようで、内容があまり伴っていなかったとしてもこのような副業を本業にしてしまったという貴重な経験が、意外性を伴う形で書かれていると人目にもつきやすいですし、出版社としても売れるだろうという風に確信を持ちやすいのです。
なにはともあれ、このようにして実体験に基づいて意外性を主張することができる場合もあれば、きちんとした論文や、書籍などの根拠に基づいて、あまり世の中に出回っていない主張をすることで、これまで常識とされてきた説や考え方などを大きく覆すことで意外性を主張できる、と言う場合などもあるようです。