名入れの場所

名入れの位置は一般的にペン先を左向きに、クリップなどの突起を上にして、ペン軸の見えている面の、中央からやや右よりに名入れをします。これは、右手に握った状態で、名入れが自然と目に入る位置になるからです。しかしペンの形状によりこの部分に名入れが困難な場合は、胴軸に彫る場合もあります。

基本的な名入れの位置はペンを握って名前が自然と見える位置になりますが、名入れの位置はどこが最適かといったことは特にありません。字体の大きさ、文字数、文字職、刻印方法組み合わせて考えてみて一番おさまりが良いのはどの位置かといった具合に決めていくのも良いでしょう。名入れの位置だけで見栄えが決まるわけではありませんが、たとえば、ペンの存在を邪魔しないようなさりげない名入れが良いのか、それとも名前にインパクトが出るように名入れしたほうが良いのかは贈る相手や、贈る意味によっても違ってきます。

個人向けの場合は、贈られる方にとっても、贈る方にとっても名入れのペンを使い続けてほしいので、その時々の流行に左右されないオーソドックスな名入れが無難でしょう。また企業などが大量にノベルティグッツとして配布する場合には、文字を一人でも多くの人に覚えてもらいたいのも名入れの目的になりますので、文字自体がペンよりもインパクトのある形で見えるほうが良いのかもしれません。

インパクトがすべてという時もありますし、インパクトは出すがあまり下品にならないようにといった具合に全体のバランスを決めて場合もあるかもしれません。

要は、贈られる人に何を伝えたいのかを名入れによって表現していくわけで、個人向けでもそうでなくても、名入れをすることによって素敵な送り物となるわけですから、名入れをする際のポイントをおさえながら決めていくのが良いでしょう。