構成・章立ての変更
原稿を書くときどこから書き始めるでしょうか。大抵は最初から書き始めることともいます。しかし、一概にそう決めつけることはありません。なぜなら、構成も章立てもすでに決まっているのですから、自分の書きやすいと思うところから書いても構わないのです。
本によっては一番初めに結論を持ってきて、そのあとに内容を考えながら上手く起・承・転を書き上げる方法でも良いのです。
また、書く作業が進むにつれて最初に考えた構成や章立てを変更しなくてはならないことも出てきます。また書く作業の中で構想を練っているときには気づかなかったことが見えてくることもあります。
そのような時は、最初の構成に捉われ過ぎず内容を調整しながら変更をしても構わないのです。
例えば大きく構成を変えてみたり、章の分け方を増やしてみたり、または思い切って順番を入れ替えるなどの変更も、時には内容を良い方向へ向かわせることもあるのです。
書く前に立てた構成や章立てはあくまでも仮に立てた案であって、決定案ではないので書く作業の進行で何度でもどのようにでも変更が可能なのです。逆にその繰り返しが作品の完成度を高めていく場合もあるのです。
それは文章を書くうえでも同じことが言えます。書いているとアイディアや書きたいことが次々と湧いてきてペンが進むと思えば、突然ペンが進まなくなることもあります。
そんな時は自分が無理して机にしがみつくのではなく、一度書くことを中断し気分転換すると気持ちも頭もリセットされて再度書き始めたとき、スラスラとかけることもあるようです。
または、今まで書いた文章をもう一度読み返してみるのも良いでしょう。流れをつかみ直すきっかけになることもあるからです。